ナナフシ愛しい
読みたい本を探して書店をハシゴするなんて久しぶりだった。
ハイクオリティ・オオスズメバチとヘラクレスオオカブトの本は結局手に入らなかったけども、同じシリーズの本を買うことが出来た。
ハイクラス・ナナフシ出身の主人公は女で有ることが至上である家に男として生まれ異形再生を試みるも失敗に終わり、一族を追われる形で全寮制の高校に入学。
そこでハイクラス種オオムラサキ出身の大和と同室になり大和とその従兄弟の寝取りゲームにまきこまれていく…
やっぱりあらすじだけじゃ内容が解らない。
けれども一冊読み終えた今はこのあらすじを理解出来る。
もっといえばこの本を買うきっかけになったハイクオリティ・オオスズメバチのあらすじも理解出来る。
物語は人類生き残るために節足動物と融合した世界が舞台で出身は先祖がどの動物と融合したかによる。
強い種出身をハイクラス、弱い種出身をロークラスと言い、身体の大きさや能力なんかにも影響がある。
夢中になって読んでしまった。
主人公が可愛すぎて可愛すぎて。
気弱で自信が無くて優しくて、本能に振り回されて右往左往してるのも可愛くて。
ナナフシまで愛しくなってくる。
眠い目擦って一晩で読み終えてしまった。
いや、BL小説って本当良いもんですね。